ウズラの寿命
約10年(野生)
約7~8年(飼育下)
ウズラの生態&雑学
元々は野鳥
ウズラと聞いて真っ先に思い出すのはウズラの卵。
なので、家禽(家畜の中でも特に鳥類)のイメージしかない人も多いかと思いますが、元々は日本などに生息していた野鳥です。
室町時代に武士によって飼育されたのが始まりと言われています。
家畜にはブタ、ニワトリ、ヒツジなど様々な種類がいますが、日本人が唯一家畜化することができたのが、このウズラなんだとか。
見た目からは想像できない飛行距離
コロンとした可愛い体型のウズラ。
どこからどう見ても飛ぶのが苦手そうにしか見えないのですが、実は長距離飛行はお手の物。なんたって、野生では渡り鳥として大空を飛び回っているのです。
春から夏にかけて東北、北海道周辺で繁殖し、秋になると四国、九州へ渡ってそこで冬を過ごします。
2年以上生きる!
テレビのウズラ特集を見ていたら「ウズラの寿命は2年」と紹介されて、びっくり仰天。
えっ、そんなに短かった?
と慌ててチェックしてみたのですが、やはり2年なんてことはありません。実際に買っていたことのある方々のブログや投稿を見みてみると、7~8年はちゃんと元気に過ごしているようです。
卵の殻の模様
ニワトリの卵と違って、ウズラの卵には個性的な模様が入っていますよね。
川辺の小石のようなこの模様は、ランダムに出来上がっているように見えて実は、個体ごとにちゃんと模様が決まっているのです。なので、同じウズラからは同じ模様の卵しか生まれません。
ちなみに、白っぽくて模様のはっきりしない卵とくっきりと模様の浮かび上がっている卵がありますが、あれは個体差というよりも、ウズラの年齢差によるものです。
白っぽい卵は若いウズラが、はっきり模様の卵はそれなりの年齢になったウズラが産んだもの。
味は……、一緒らしいんですけどね。
ウズラの基本データ
目 – 科
キジ目 – キジ科
学名
Coturnix japonica
英語名
Japanese quail
漢字
ウズラ:鶉
体長
20センチメートル
生息地
日本、中国大陸
希少種(レッドリスト)
軽度懸念(LC)
(IUCN Red List Ver.2014.3)