モモイロペリカン

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モモイロペリカン

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モモイロペリカンの寿命

15~25年(野生)
最大で54年(飼育下)
出典:San Diego Zoo Animals

長寿情報
52歳以上 – 2014年2月現在(大牟田市動物園「ペリー」♂)

モモイロペリカンの生態と雑学

生息地

モモイロペリカンは東南ヨーロッパの河川や沿岸部、西南アジア、アフリカ北部などに広く生息しています。

暖かい時期にヨーロッパ南東部から中央アジア、アフリカで子育てをしたモモイロペリカンは、冬になるとアフリカ中部から南部、ベトナム、インド、パキスタンなどへと移動する渡り鳥です。

(※アフリカにいるペリカンの中には1年中繁殖を行う個体もいます)

沖縄県では、迷鳥としてモモイロペリカンが数例観察されていますが、その他の地域で発見されるのは、施設などで飼育されていたペリカンが脱走したものと言われています。

名前の由来

モモイロペリカンと言うくらいなので、きれいなピンク色をしたペリカンを思い浮かべたくもなるのですが、普段は真っ白です(風切り羽根のみ黒色)。

そのため英語の名前も「White Pelican(ホワイトペリカン)」になっています。

だったら何でモモイロなのかといえば、繁殖期になると羽がきれいな桃色になるからなのです。

繁殖期はごく限られた時期だけなので、ホワイトペリカンのほうが名前としては正しいよね、と思わないでもないのですが、桃色にそまったペリカンの美しさがきっと日本人の心を捕らえたに違いないと、勝手に思っています(笑)

エサのとり方

ペリカンといえばくちばしについている「のど袋」が有名です。

集団で魚を追い込むと、この「のど袋」で水ごと魚をすくい上げ、余分な水だけはき出した後に魚を丸のみします。

ちなみにのど袋は、約10リットルもの水をためることができます。

オスとメス

モモイロペリカンはオスもメスも見た目はほぼ同じです。なので見た目だけで区別するのは難しいのですが、メスよりもオスのほうが大型です。

体重はオスが9~15Kg、メスが5~9Kgになります。

ペリカンの基本データ

目 – 科

ペリカン目 – ペリカン科

学名

Pelecanus onocrotalus

英語名

White Pelican
Great white pelican

漢字

モモイロペリカン:桃色伽藍鳥

体長

オス:1.7メートル
メス:1.4メートル

(翼開長:2~3メートル)

希少種(レッドリスト)

軽度懸念(LC)
(IUCN Red List Ver.2014.1)

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